なにか楽しいことないかなぁ、、!?

自分が楽しく子どもたちとも楽しいことを探す雑記ブログ

ブラック職場に配属されて僕は成長した

僕と会社での記録です。
興味のある人は読んでいってください。
 
目次
 

始めに

 
ライン作業って、止めてる暇が無い。
 
稼働時間=生産量
 
だからだ。
 
僕の就職した会社はいわゆるブラックだった。
(入ってから知ったし、配属された職場が会社で一番のブラックだった)
 
こと、生産することにたいしてはクレイジーだった。
なぜか稼働時間に休み時間も含まれ、
日々のノルマは刃物交換や段取り時間、設備停止時間を加味しない。
 
そもそも、
 
「ノルマ達成できないじゃん」
 
と、突っ込みたくなるが、上がらなければ次の日には上司から
文句が飛んでくるのが当たり前だった。
 
ノルマを達成するために作業開始1時間前から始め
作業終了のチャイムが鳴るまで仕事をし、
それから片付けをするのが当たり前だった。
もしも、ノルマが上がっていなければチャイムが鳴っても
作業続行だった。
 
個人事業とか、少数の社員しかいない工場ならわからなくもないが
数百人は従業員を抱える地元ではわりと大きい企業でだ。
 
 
月につけていい残業時間は決まっているので、
全てサービス残業だった。
 
もしも、すべて残業代がもらえていれば、給料の3倍ぐらいは
もらえていたと思う。
 
近所でなんとなく大きい企業を受けたら、受かった。
特になにかがやりたいわけではなかったけど、
そもそも、情報もないし、地元はほぼ製造業で成り立っている。
だから、それが普通だと思ってた。
 
初めて入った会社だったので、比べるものがない。
しかし、一緒に働いていた派遣の方に言われたのは
 
「おかしいよ。前働いていた○○って会社はこの仕事量なら倍は工数かけてたよ」
 
こんなことを言われた。
ちなみにその企業は地元では同等規模の会社だった。
 
それから地元の企業で働く友達から話を聞いていると
自分の働く職場がヤバいことを知った。
 
 

責任者(オペレーター)をやらされた

 
 
職場に配属されたときに僕は上司に
 
「オペレーターになってもらうから覚えろ」
 
と、言われた。
 
そもそも、右も左もわからない状態なのに
無茶苦茶だったな。と当時を振り返れば思う。
 
僕の指導を担当した先輩オペレーターはなにも教えてくれなかったし、
やらせてもくれなかった。
僕の職場に教育のために作業を止めてる余裕などなっかたからだ。
 
常に生産に追われているので先輩はピリピリしてるし、心に余裕など全くなかった。
 
僕は自分の業務を完璧かつ、最速で終わらせ先輩の作業に首を突っ込み続けた。
もう、独学、見様見真似。
 
そして、知識やレベルが上がる前にはオペレーターになっていた。
 
 

日々地獄

 
そこからの1年は地獄のようだった。
トラブルの復旧などほとんど知らないし、生産には追われるし、
常にアラームの音に悩まされ、休みの日でもアラーム音が耳から離れなかった。
 
週休二日制の会社に就職したはずが、土曜日出勤は当たり前で、
日曜日の夜から夜勤勤務もあったので、
しっかりとした休みは2週間に1度しか取れない状態だった。
 
あれはきつかった。 お金はすごく貯まったけどね。
 
 

先輩を見ていて心に決めた

 
先輩は当時40代中ごろだったと思う。
生気を失ったゾンビみたいな顔をしていた。
 
「僕はあんな年までこんなきつい作業は絶対にやっていたくない」
 
いいお手本だったと思う。
 
すごくわかりやすかったのはその上の上司は事務所でマインスイーパーやソリティアを仕事中にやっていたことだ。
それで好き放題残業をつけていたんだからそこを目指すのは当たり前だと思う。
 
「上に上がれば仕事しなくていいんだ!」 ってね。
 
 

点数稼ぎ

 
とにかく評価を稼いだ。
完璧な仕事。手段を選ばず、日々ノルマの達成。
 
上司の好きそうなことをやりまくった。
 
4年も経つ頃には完璧に信頼を勝ち取った。
 
僕のやっていたライン作業も下火になりだし、配置転換があった。
そこからは単独設備での作業となった。
作業の完璧さを買われ、職場内での新規立ち上げ要員として抜擢された。
 
そこでも期待通りの結果を残し続けた。
 
そして、10年も経つ頃には職場内で
優秀な人材というポジションを獲得していた。
 
 

結果がすべて

 
結果が出ていれば多少問題児でも、扱いにくくても問題ない。
会社が望むこと、上司が望むこと。
そのすべてを満たすための知識をどん欲に習得した。
 
全てに首を突っ込み、応用し、改善し、さらに良くなる意見を提言し、
結果を残し続けた。わがままが通るように。
 
 

まとめ

 
今では半分以上現場を離れ、支持を出す側に回っている。
ただ、会社もだいぶ変わりあの頃のようにパソコンゲームをしていていいほど
ずさんではなくなってしまった。
あまり出世にメリットがなくなってしまったので、
優秀だけど、飛び出ないよう頑張っている。
 
ちなみにどんぐりの背比べだが、年齢にたいしての給料はトップクラス。
年功序列の根付いた職場ではかなりもらっている。
 
現在は職場の暇人と言われているが、
今でも知識の習得に余念がない。
いつでも戦える用意はしている。
 
自分にとって必要なことを考え、それを達成するために必要なことを習得していく。
ブラックだった職場だからこそ、やる気にさせてくれたことには感謝したい。
 
二度とあんなキツイ仕事はやらんけどね・・・